二日酔いを直す入浴法
二日酔いの身体では水分が不足し、血液が濃くなっています。お酒を大量に飲むと、アルコールの分解でできた有害な代謝産物(アセトアルデヒドなど )が生じます。これをさらに分解するにはとても時間がかかるので、なるべく早く体外へ 排出することが必要です。悪酔いした時に吐くと、一気にさっぱりとした気分になるのを経験した事はありませんか。効果的に排出するには発汗がいちばんです。こうすると全身の血管が拡張してゆるやかな 発汗が続き、同時に腎臓の血流も増えるので尿もよく出ます。これで有害物を効果的に排 出できるので気分が回復します。温泉の泉質にはとくにこだわらなくてよいですが、38〜40℃少しぬるく感じるくらいの単純温泉や中性の硫酸塩泉で15分くらい、休憩をはさみながら繰り返し ゆっくりと入浴するのが効果的です。一方で、熱いお湯につかるのは良くありません。ここで熱いお湯に入浴すると、血管が収縮して思わぬ弊害を生じる危険があります。入浴前や休憩時には水分をたっぷりと補給しましょう。糖分のある生ジュースなども良いです。
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