髪の祖神「関神社(せきじんじゃ)」
王子神社の境内末社としての『関神社』は全国でも珍しい『髪』の神社です。百人一首でも知られる蝉丸法師が、祭神。病で毛が抜けてしまったとき、義姉の坂上(逆髪)姫が自分の髪でかつらを作ったとの伝説から、かつらを考案した蝉丸を祀る。カツラや理容業界に携わる人々の信仰が厚く、毛髪を取り扱う我々業者は毛髪報恩と供養の為に、毛髪の塔を建立し、毛塚を設け、崇敬が深く信仰されている。王関蝉丸神社の御神徳を敬仰する人達が、かもじ(髪を結う時自分の髪に添え加える毛)業者を中心として、江戸時代に王子神社境内に奉斎したのが創始といわれる。毛塚の由来(境内案内板より) 釈尊が多くの弟子を引き連れて、祇園精舎に入られたとき貧女が自らの髪の毛を切り、油に変えて献じた光が、大突風にも消えることなく煌煌と輝き世に貧女の真心の一灯として髪の毛の尊さと共に、毛髪最古の歴史なりと永く言い伝えられる由縁である。
住所:東京都北区王子本町1-1(王子神社境内) 交通:JR京浜東北線・メトロ南北線・都電荒川線「王子駅」
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